領主が江戸に上がっている間、腐敗した藩政の中で私腹を
肥やす家臣の粛清に乗り出す、熱血の若侍たち。
森の中の神社の社殿で、仮の宿にと素浪人「椿三十郎(三船敏郎 )」が
寝ていると、そこへ若侍たちが現れた。
立ち聞きしていた椿三十郎は、若侍たちの無思慮を心配して、
加勢することする。
そこへ、私腹を肥やしている黒藤(次席家老)・竹林(国許用人)・
菊井(大目付)3人の命を受けた侍たちが押寄せたが、椿三十郎の
気転で若侍たちは助かる。
森の神社に押掛けた菊井(大目付)の用心棒「室戸半兵衛」は、
初めて三十郎に出会ったにもかかわらず、即座に彼の力量を見抜き、「俺の名は室戸半兵衛」とぶっきらぼうに名乗って彼に背を向け、
「気が向いたら菊井の屋敷へ俺を訪ねて来い」と云いはなつ。
数日後、菊井の役宅を訪ねた三十郎を一目見つけるや、
室戸半兵衛は旧友のように歓迎して「菊井」へ推挙して、雇われる。
自分たちの罪を隠すため、睦田(城代家老)になすりつけて、
ゆうへしてしてしまう。若侍たちは、睦田(城代家老)を救出するため、
ゆうへい先を探し求める。三十郎の助力で「ゆうへい」先が、
黒藤(次席家老) 屋敷と判明、都合の良い事に、黒藤屋敷の隣家が、
若侍の1人の家、全員ここに集合して、救出の機会を待つことに、
黒藤(次席家老)
屋敷は、椿屋敷と云われ、赤と白の椿が、
みごとに咲き乱れて、黒藤(次席家老)
屋敷から自然に落ちた椿を
流して若侍の庭に運んできます。
三十郎は、若侍たちの偽情報を「室戸半兵衛」に流し、討取りの
侍を町はづれの寺へと向かわせ、その留守に、睦田(城代家老)を
救出する手はずてしたが、討取りの侍たちが出発した後、半兵衛に
見破られて、庭に縛られてしまう。
若侍の襲撃を心配する黒藤は、三十郎の計略にはまり、合図の
椿を小川に流してしまい、手薄の黒藤屋敷は若侍の手に、
睦田(城代家老)を救出し、藩の粛正か成功する。
室戸は、「俺が相手を殺すか、三十郎に殺されるのか真剣勝負」だ
「貴様みたいにひどい奴はない」、「このままじゃ俺の気がおさまらん」
三十郎「俺が斬られてもこいつらを斬るなよ」と若侍たちを気遣う、
黙って肯く室戸の姿に寂しさが…………。
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