つりバカ日記12 |
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| 今日も今日とて釣り命、仕事にはさっぱり身が入らない鈴木建設の 万年ヒラ社員、ハマちゃんこと浜崎伝助(西田敏行)。 上司である営業三課の佐々木課長(谷啓)もあきらめ気味だ。それでも一応、 伝助がパソコンの前に座っていると、設計部門のトップだった 高野常務(青島幸男)が退職の挨拶にやって来た。ひしと抱き合う伝助と 高野常務。高野は鈴木建設の釣り同好会、スズケン・フィッシングクラブの会長、 そして伝助は副会長。重役と万年ヒラ社員の垣根を越えて、釣り糸で結ばれた 仲なのだ。 社長であるスーさんこと鈴木一之助(三國連太郎)が「君のために会社を ひとつ作る!」とまで言って遺留したにもかかわらず、退職の意思を貫いた高野。聞けば生まれ故郷の山口県萩市に帰り、長年の夢だった、悠悠自適・釣り三昧の暮らしをするという。山口県といえば日本海。日本海といえば……!「君が 釣り竿抱えて遊びに来るのを待ってるよ」という高野の言葉に、伝助の目が キラリと輝く。「今どきなら乗っこみのチヌ!」「海苔餌のメジナ、こんなでっかい イサキ!」と、心は日本海へ飛ぶのだった。 高野の“ハッピー・リタイアメント”は、営業三課の面々にちょっとしたショックを 与える。「俺たちはあんな幸せな退職を迎えることができるんだろうか……」。 その思いは、重い責任を背負い、自分の意思で退職などままならない一之助も 同じだった。 故郷に帰った高野は、少年時代をすごした家で、のんびりと自由な時間を 満喫していた。 妻に先立たれ一人暮らしだが、近所の薬局で働く姪の梢(宮沢りえ)が何かと 世話を焼いてくれ、心休まる楽しい日々が続く。梢は早くに父に死に別れ、 高野を父のように慕っているのだった。 一方、東京の鈴木建設では一之助の山口出張が持ち上がる。「ハマちゃん、 一緒に行こうよ。日本海の青い海で、高野君と三人で釣りしようよ」と 一之助から誘われた伝助。有給休暇も使い果たし、万築尽きた伝助であるが、 佐々木課長に泣きついて何とか休みをもらい、仕事を終えた一之助と 宇部市で合流。揃って萩市の高野の家を訪ねるのだが、本人は不在だった。 ふたりは、そこで出会った梢から驚くべきニュースを聞いて・・・。 |
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