砂 の 器 |
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| 旧国鉄の操車場で他殺死体が発見され、警視庁捜査一課のベテラン刑事・今西(丹波哲郎)は、所轄署の吉村刑事(森田健作)と共に捜査を開始する。事件発生直前に、被害者が犯人らしき男と東北弁でしゃべっており、その会話の中に「カメダ」という地名らしき言葉が聞き取れた、というトリスバーの従業員の証言を得て、二人は秋田県の羽後亀田へと向かう。しかし、懸命の捜査にもかかわらず捜査本部は解散し、継続捜査となる。 やがて吉村は、偶然目を通した新聞のコラム「紙吹雪の女」のモチーフとなった女性が事件に関係があるのではないかと疑う。コラムは中央本線の電車の窓から紙片を巻く女性を描写したものであったが、この巻かれたものが紙ではなく、布切れではないか。犯人が犯行時に着ていたかえり血を帯びた衣類ではないのか。 コラムを執筆した新聞記者から情報をもらい、吉村はこの女性の働く銀座のクラブに訪ねていくが、詳しい話を聞く前に、この女性・理恵子(嶋田楊子)は失踪する。 一方今西は、捜査本部が解散してから身元が判明した被害者・三木(緒形拳)が、山陰の出雲地方で長年に渡り警察官として奉職していたことを知る。さらに、この地方の方言が東北弁に類似した響きを持っていることから、事件解決の鍵は出雲にあるとにらむ。「カメダ」または「カメダ」に準ずる地名がないか、地図をしらみつぶしにあたった末に、ついに今西は中国山地の合間に亀嵩(かめだけ)という地名を発見し、現地へ向かう。亀嵩村村史をひも解いた今西は、戦中の遠い日、行き倒れの遍路の子供と現職警官という、それぞれの立場で出会った犯人と被害者の悲しい運命を知る...。 |
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