乱

役       名

配    役

役       名

配    役
一文字秀虎 仲代達矢 一文字太郎孝虎 寺尾聰
一文字次郎正虎 根津甚八 一文字三郎直虎 隆大介
楓の方(太郎孝虎正室) 原田美枝子 末の方
(次郎正虎正室)
宮崎美子
鶴丸(末の方弟) 野村武司 鉄修理
(次郎正虎側近)
井川比佐志
狂阿弥(秀虎臣) ピーター 平出丹後
(秀虎重臣)
油井昌由樹
長山主水 伊藤敏八 白根左門
(次郎正虎側近)
児玉謙次
生駒勘解由(秀虎重臣) 加藤和夫 小倉主馬助
(太郎孝虎側近)
松井範雄
藤巻の老将 鈴木平八郎 秀虎の側室 南條玲子
楓の老女 東郷晴子   〃   古知佐和子
末の老女 神田時枝 秀虎の
側室の老女
音羽久米子
畠山小彌太 加藤武 綾部政治
(隣国領主)
田崎潤
藤巻信弘(隣国領主) 植木等    

TVスポット 0.9M

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  シェークスピアの「リア王」と、戦国時代の毛利元就と息子達三兄弟の
逸話を題材として作成された作品。

   一文字秀虎(仲代達矢)が、一文字の一族郎党を従えて、狩の陣中、長男の太郎孝虎
寺尾聰)・次男の次郎正虎(根津甚八)・三男の三郎直虎(隆大介)を前に、兄弟3人、
力を合わせて、この「一文字領」を守ることを三本の矢にたとえて話をする。

   やがて、家督を長男、太郎孝虎に譲り、隠居城に移り住む、ある日突然、長男の
太郎孝虎に攻め寄せられて落城し、頭が狂っておとぎ衆の狂阿弥(秀虎臣)共に
城を脱出し、自分の攻め滅ぼした城跡に隠れすむようになる。

   長男の謀反を知った 次男の次郎正虎(根津甚八)は、即座に兵を出して、長男の
太郎孝虎を滅ぼし、領主におさまる。

   一方、三男の三郎直虎(隆大介)は、正虎(根津甚八)の攻撃に会い、隣国へ
逃れて、父、一文字秀虎(仲代達矢)の安否をきずかう日々であった。

   そこへ、父の消息がもたらされ、残った家臣をつれて、父の救出に向かうが、次男の
次郎正虎(根津甚八)奇襲を受けて、矢で射ころされてしまう。

   一文字秀虎(仲代達矢)は、頭が狂っており、さまよい歩く姿が目撃された。後の
消息は、不明……………。

  

名作映画ランキング                         見るには、このブレイァー必要です。

戦国末世の混乱を「天からの視点」で描くという立場にしても、道化の存在にこだわってそれが浮いてしまったことにしても、人物が類型的で薄っぺらくなってしまったことにしても、総てはそこからである。そもそも戦国時代を舞台にした日本的土壌に道化の存在はそぐわない。ストーリーないしは主題からの必然で狂阿彌が現われたとは、どうしても思えない。必然があるとするならば、シェイクスピアとの相似以外には考えにくい。しかし、日本のドラマにシェイクスピアを見たといった形で海外で評判になったとしたら、それこそイエロー・ジャーナリズムならぬイエロー・アートである。その虞れが多分にあるのに、それでも黒沢がそうしてしまったのは、シェイクスピアを意識した証拠であり、彼が海外での名声によって本来の自分を見失っていることの証明でもある。しかし、様式美、壮大さ、迫力といった点では流石である。もっともそれだけに、また金も人も時間も膨大なものをかけていることが判かるだけに、感心し観せられる一方で、その割に内容がこれかと却ってしらけてしまうところがある。本当に城を築き、それを焼いてしまうなんて壮大な馬鹿馬鹿しさに感心はしても、何とも情けない。映画芸術の本質は、そんなところにはない。